| 世界スカウト財団は、法的には別個の組織として設立され、世界スカウティングと不可分の役割を果たしている。両組織は、相互の協調を規定する基本協約によって、スカウト運動の世界機構の真のパートナーとなっている。 財団は、世界スカウト機構の活動や更なる発展のために必要な資金達成の一端を担い、支援することを目的としている。 財団の主目標は、寄付金を集め、資金を基本財産に組み入れ投資し、長期的かつ継続的に世界スカウト機構の利益のために収入を産み出すことである。 財団は、投資収入の85%以上を世界スカウト機構に対して配分する。世界スカウト事務局とその6つの地域事務局の年間予算にとって基本的な資金となっている
。 運営の戦略、優先事項とプログラム 世界スカウト財団は、寄付をしてくれる見込みの高い機関に対して支援を要請し、寄付を受けると主に基本財産へ組み入れる。主な寄付金要請先としては、政府、財団、企業、個人、またスカウト運動内からも寄付を受ける。寄付の見込のある所に対しては、どこにでも全力をあげて働きかけをする。 財団は、十分な経済的潜在能力により優先順位をつけた30の国に焦点を当て、世界的長期計画にそって活動をしている。財団は、関係加盟国スカウト連盟との適切な協議を経て、またその全面的協力に基づいて活動をしている。 財団は、様々な支援財源のために特別プログラムを用意している。企業分野のプログラムには、広告、拡売促進および相互利益配合をも含まれている。個々寄付団体の中で、最も知名度が高く、成功しているプログラムは、B-P世界友情の会である
。 分野ごとの進展(1990年4月現在) 政府部門においては、財団は、少数の国、特に日本、クウェート、サウジアラビアおよび台湾政府から多くの支援を獲得している。 企業部門では、財団は、特にオーストラリア、カナダ、デンマーク、さらにスウェーデン、スイス、米国、ベネズエラ等の国々の実業家と運動の指導者たちとの接触により多くの資金を鯛達している。 個人部門においては、支援の大部分をB-P世界友情の会から得ている。1982年に開始されたこのプログラムは、既に60か国以上から750名以上の会員を獲得している。この会は現在、世界スカウティングの「保護者」または「パトロン」と呼ばれるより高額寄付を行った個人的寄贈者を認定する新しいプログラムにより確実な進展を示している。 スカウト側からは、財団は多くの支援が継続的に得られるような体制を築き、資金調達の流れを作りあげ、これまでに5つの地域全てから30以上のスカウト連盟から寄付金を得ている。この資金面の支援の一部には、多くの国における世界スカウト章の拡売による版権使用料からの収入もある。 理事会、委員会、事務局 財団の理事会は、名誉総裁であるスウェーデン国王カール16世グスタフ陛下の積極的な指導力のもと、財団の方針とプログラムを構築する責務を負っている。理事会は、全ての大陸の12以上の国からの卓越した実業家やスカウト指導者など25名から編成されている。世界スカウト機構との永続的きずなとして、世界スカウト委員会の委員長と、副委員長1名、世界スカウト機構の事務総長が、その職務によって、また密接な連携のために財団理事会のメンバーに含まれる。 執行委員会は、理事から選出された8名により構成される。これは理事会の開催されていない期間、財団が適切に機能するためのものである。 資金開発委員会は、財団の資金調達戦略に関して全般的に、執行委員会に助言と支援を行うと共に、その活動とプログラムの履行に指導的な役割りを果たす。 投資委員会は、執行委員会 −その寄贈者− に対し、財団に付託した基金の投資に責任をもつ。 財団は、事務局をジュネーブの世界スカウト事務局内に設置し、事務総長の下で事務を行っている。 その運営経費は少額にとどめ、かつ寄贈者の好意と広告販売促進によってその収入の大部分を得ている.
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