はじめに ﷯富士特別野営2014はベンチャー年代のスカウトに対する特別プログラムでありますが、その狙いは、「スカウティングの基本である野外活動を通じた人格形成」のための方法を正確に次世代へ受け継いでゆくことです。単に過去のノスタルジックなキャンプスタイルを再現することではありません。 この野外活動を通じた人格形成には、指導者とスカウトのかかわり方がたいへん重要であり、用意したプログラムをただ単に実行すればよしとするというようなものではありません。プログラムの中でまたプログラムとプログラムの間に、ふだんの生活そのものにある「人と人との信頼関係」をしっかり形成することが重要な鍵となります。その意味で単なるイベントではなく、短期間ではあるが、野外活動の中で培われた相互の信頼関係のもとで、各自が「人間的な成長」を実感できるものでなければならないのです。 そして、ベンチャー世代に不可欠の「冒険心、忍耐力、集中力、創意工夫、相互信頼の絆」がこのキャンプでさらに鍛えられ、「ちかい」と「おきて」の実践がより強められることが期待されます。それはハードなプログラムのスケールや目新しさがもたらすものだけではなく、7日間のハイ・アドベンチャーによって形成される人間の絆から生まれるものだということを実感することなのです。 今回の特別野営ではスカウト活動の基本としての野外活動と班制教育の重要性を再認識し、これからのスカウティングのあり方を再考する機会とすることができます。また、スカウトがスカウトらしく行動するためには、パトロールのチームワークによって鍛えられ、「一人は万人のために、万人は一人のために(ワン フォア オール、オール フォア ワン)」行動することの大切さの認識を深めるのです。
日本のスカウト運動は2022年に100周年を迎えます。この「富士特別野営」が日本のスカウト運動再生の一つの重要な契機となることを心から期待します。
スカウティングの次世紀を担うスカウト諸君、この1週間のキャンプを大いに満喫し、スカウト魂をしっかり身につけてください。
公益財団法人ボーイスカウト日本連盟 理事長
大会概要 目 的

スカウト運動の基本である野外活動(野営)を通じて、その重要性を確認し、班制教育を通じての「教わること」「学ぶこと」を再確認する。

プログラムとしての試練を乗り越える体験の中から、信頼・絆の大切さと、友情を育み、スカウトスピリッツ(徳性、忍耐力、気力、清貧)を実践する。

ねらい

(1) 富士章取得者または目指すものが参加する名誉ある野営大会とする。

(2) 本格的な野営、ウッドクラフトを体験する。

(3) チームワーク、スカウト技能・知識、体力で乗り越えていくもので、躍動的で系統的な活動プログラムを設定する。実施にあたっては参加スカウトに対し、プログラム実施面での安易な妥協はしない。

(4) 山中野営場の特色を生かした場外種目を設定する。

 

 

大会期間

平成26(2014)年8月14日(木)~20日(水)6泊7日の日程で開催する。

スカウト 集合 8月14日正午 解散 8月20日正午

指導者  入場 8月12日午後 退場 8月20日午後

※一部指導者の退場は8月21日午後(富士登山プログラム)

 

会 場

ボーイスカウト日本連盟 山中野営場

〒401-0500 山梨県南都留郡山中湖村旭日丘

プログラム

活動内容を次の諸事項のもとに設定する。

目的、ねらいに基づく主な内容

●集合訓練ではベンチャースカウト部門の進歩制度は満たさないことを認識し、また、進級・履修細目の認定は隊長の専任事項であるとの見地から、進級細目の履修は主体としない。

 

●スカウトとして、人間としての心構えを養成する場とし、スカウトスピリッツを体感する場とする。

 

●スカウト運動の基本である野外活動と班制教育の重要性を再認識する場とする。

 

●有能なキャンパーに育てるための基本的な野営(固定キャンプ)、ウッドクラフト(野外生活)を体験する。

 

●スカウト本人の発意、動機付けを促すもの。

 

●本物との出会い、試練を乗り越えるもの。

 

●仲間との協力が、かけがえのないものであることを心に刻むもの。

 

●良い意味のライバル意識を促すもの。

 

●スカウトが本質的に求めていることを促すもの。

 

●進級に必要な技能を学習する機会が与えられること。

・ちかいとおきての実践

・奉仕活動

・礼式

・基本動作

・班精神

・スカウツオウン

・スカウト運動の歴史

・設営技能

・野営生活の改善向上

・野営工作

・野営における点検

・救急法

・結索法

・地図とコンパス

・パイオニアリング

・開拓作業

・信号法

・計測

・測量法

・野帳作成

・1泊ハイキング

・水上訓練

・キャンプファイア

・スカウトソング

Are you Prepared?

参加情報 参加人数

隊:スカウト 1個隊24人×4個隊=96人

  指導者  隊長・副長 1個隊5人×4個隊=20人 合計:116人

 

運営本部:34人

※ローバースカウトは大会本部要員として参加する。

参加資格

 ベンチャースカウトで、次の各項目にすべて該当していること。

① 心身ともに健康で、この野営に自らの意志でチャレンジしようとする者。

② 開催時に次の2つの状況に達していること

(ア)  富士章もしくは隼章を取得していて「高度な野外活動」のプロジェクトバッジを取得していること。

(イ) 技能章「水泳章」を取得しているか、500m以上連続して泳ぐことができ水泳章の取得を目指していること(水上プログラムに参加するため)

 

指導者は次の各項目をすべてに該当していること。

① ベンチャースカウトの指導を託することが出来ると、所属県連盟および日本連盟コミッショナーが認めた者で、ウッドバッジ研修所または実修所を修了している18歳以上の指導者、ローバースカウト。但し、隊指導者を希望する者についてはボーイスカウト部門あるいはベンチャースカウト部門の実修所修了者であること。

② 原則として大会開催期間全日程に奉仕する事が出来る者。

 

※ 全国から集う指導者によって構成され、スカウトを直接指導する隊指導者と大会本部運営指導者は、日本連盟コミッショナーが判断し委嘱する。なお、平成19(2007)年に開催した富士チャレンジキャンプの参加スカウトは参加を奨励する。

各種書類
基本実施要領
参加申込要領
参加申込書(スカウト)
参加申込書(指導者)

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