文字サイズ

永年にわたり日本のスカウト運動、そして世界のスカウト運動の発展にご尽力いただいた荒尾雅也氏が2022年9月22日、ご逝去されました(享年90歳)。
謹んでご冥福をお祈りいたします。


[略歴]

 財団法人ボーイスカウト日本連盟事務局長(1987~1995)
 理事(1987〜2000)、
 相談役(2000~2006)、参事(2006~2010)
 公益財団法人ボーイスカウト日本連盟相談役(2010~)
 東京連盟山手地区目黒第7団団委員
 世界スカウト財団理事(2002~)
[日本連盟受章歴]たか章(2014)
[外部受章歴]イタリア共和国功労勲章・カヴァリエーレ章(2002)

 

荒尾雅也さんを偲んで

世界スカウト財団 B-Pフェロー日本チャプター
副会長 村山 正

世界スカウト財団理事(日本チャプター会長)の荒尾雅也B-Pフェローは35年以上の長きにわたり青少年活動支援のためのスカウティングを実践されてこられました。1989年にB-Pフェローに認証され、2002年に世界スカウト財団理事に就任されました。日本国内を精力的に駆け巡って、現在までに120名以上の日本人B-Pフェローを勧誘されました。「World Baden-Powell Fellowship」は毎年各国で定期総会を開催しており、荒尾理事は過去2回の日本で開催した総会のホスト国代表として見事に取り仕切られました。欧米人に負けない背丈と、お洒落な風貌は魅力的でした。いつも思いやりの心と素晴らしい気配りで私たちに接遇して戴きました。今頃は別の世で、先立たれた世界のB-Pフェローの方々と新たなる支援組織を創りあげていることでしょう。
心からご冥福をお祈り申し上げます。 弥栄

【世界スカウト財団について】

世界スカウト財団は1969年2月14日に心あるスカウターの方々によって創立されました。その後、募金活動を世界的に展開するために、1977年に組織改編を行い、同年よりカール16世グスタフ・スエーデン国王陛下を財団名誉総裁に戴いて、スカウトの手によるプロジェクト(Mopプログラム)や各国スカウト連盟の機能強化に取り組む世界スカウト機構を過去45年間にわたり支援しています。財団では、1981年に個人による財政援助を目的とした「World Baden-Powell Fellowship」を発足させており、現在その会員数は全世界で2,700名となっております。そのうち日本人会員は260名であり、支部組織の「日本チャプター」を結成して活動しております。国別の会員数では米国の610名に次いで第2位であります。

<同じカテゴリー>の記事

第25回全国スカウトフォーラムの開催について