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 薪を燃料とする炊事では、刃物によるケガが発生しやすいことが予測されます。特にナタはいくつかのルールを守ってはじめて安全に使用できる道具であることから、15NJでも各隊で開催前からナタの使用法や薪に関する知識の強化などの対策が講じられていたと思われます。このようにケガの発生を予測してその予防に努めていたのに、何故ケガ人が発生したのでしょうか。
 本報告書の中でも触れますが、ケガは複数の要因が重なって起きたと考えられます。今回の調査ではそれら要因は何かを明らかにして、「起こったことから学ぶ」ことにより今後の同様のケガ予防に役立てることを第一の目的としました。さらに、「起こったことから学ぶ」だけでなく、15NJの会期中に各隊で行われていた予防のための様々な工夫や留意点を教えて頂き、それを皆で共有する、つまり「他者から学ぶ」ことも重要だと考え、これを第二の目的として調査を実施しました。

15NJにおけるナタによるケガの予防に関する調査(安全委員会作成)

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