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「国立公園カーボン・オフセットキャンペーン」は、豊かな自然にふれあいながら、環境に負荷をかけないよう、また自然と共生する社会の実現に向けた行動を喚起するためのキャンペーンです。

環境省が管轄する国立公園内にあるビジターセンターで使用するエネルギーや観光船等から排出するCO2を、国立公園周辺で削減したCO2で埋め合わせる取組みを実施しています。本キャンペーンの一環として、キャンペーンに協力いただいたスカウトが国立公園で学び・体験し・伝えるという三つの活動に取り組んでいます。

2020年度開催期間
2020年4月4日(土)~2021年3月28日(日)

新型コロナウイルス感染への対応として

[2020.06.05]今年度のキャンペーン実施希望については、随時受け付けをしております。ボーイスカウトとしての活動の再開だけでなく、国立公園やビジターセンターの受け入れ状況も考慮して、活動予定を調整する必要がございますこと、ご承知おきください。

開催概要

名称 国立公園カーボン・オフセットキャンペーン
開催期間 2020年4月4日(土)~2021年3月28日(日)
主催 国立公園カーボン・オフセットキャンペーン実行委員会(実施主体:ボーイスカウト日本連盟)
会場 国立公園・世界自然遺産(計38か所)と周辺ビジターセンター
活動内容 国内38か所の国立公園および周辺ビジターセンターにスカウトが訪問し、現地での学びや体験を通して、自然に対して「自分ができること」に気づく機会を創出する環境プログラムです。
世界スカウト環境プログラム「環境プロジェクト」に認定しています。
実施方法 「自然体験」
国立公園での自然観察を行ない、スカウトの目で見た国立公園を写真に収め、現地でしかできない自然体験を味わう。
「環境学習」
現地でレンジャーなどから国立公園や自然環境の話を聞き、実際におきている環境問題に対して、自分ができることを考える機会とする。
「奉仕活動」
現地を訪れる観光客や来訪者に対して、カーボン・オフセットのチラシを配布し、個人の意識啓発や社会に対しての呼びかけを行なう。
活動の申し込み ・活動希望の隊・団・地区・県連盟の担当者より、「担当者(協力者)申請フォーム」に記載のうえ、所属県連盟を通じて申請をお願いします。
(本プログラムは、隊・団の単位での申し込みも可能です。環境プログラムの取り組みを考えている方はご連絡ください。)
・本キャンペーン実施報告のため、キャンペーン取り組み後に、写真データの送付やアンケートなどご協力をお願いする場合があります。
各種資料 国立公園カーボン・オフセットキャンペーン実施要項(PDF)
国立公園カーボン・オフセットキャンペーンの取り組みについて(PDF)
国立公園カーボン・オフセットキャンペーン実施会場(例)(PDF)
国立公園カーボン・オフセットキャンペーン担当者フォーム(WORD)
国立公園カーボン・オフセットキャンペーン担当者フォーム(PDF)

世界スカウト環境プログラム

各年代の進級課目において、環境や自然に関するチャレンジ章や技能章が設定されています。それらの細目に挑戦することで、世界スカウト環境プログラムの履修を認定することができます。

カブスカウト

「自然保護」
細目ウ-(ア):下水溝、川や池の周りのごみを取り除き、きれいにする。
細目ウ-(ウ):自然環境調査に参加する。
「自然観察官」
自然に生息する ア:動物 イ:植物 から1つを選び、その内の5種類を観察してその様子や特徴を調べ記録する。
「災害救助者」
細目ア:災害が起きたときの集合場所などを家族で相談し決めておく。
細目イ:災害時に緊急に持ち出す必要なものを一つの荷物にまとめて準備しておく。

ボーイスカウト・ベンチャースカウト

環境保護章、森林愛護章、鳥類保護章、森林愛護章、安全章の5種類の技能章の中から、指定された細目を履修することで環境プログラムの細目を履修したこととみなされます。詳しくは、世界スカウト環境プログラムのページを確認してください。


ぼく・わたしのスカウト環境宣言

キャンペーンに参加すると、国立公園での散策、レンジャーからの話、動植物の写真撮影、観光客への啓蒙活動などを通して、多くの気づきがあります。スカウトたちは、その気づきや想いをから、自分自身の行動を変える・心がける「環境宣言」を作っています。
国立公園カーボン・オフセットキャンペーンでは、その日一日の活動を振り返りながら自分自身の生活習慣を見直し、COOL CHOICE(賢い選択)を心がけた「ぼく・わたしのスカウト環境宣言」を作成し、発表する時間を設けています。(COOL CHOICE Webサイト・環境省
あなたも自分自身の環境宣言を作ってみよう!

COOL CHOICE:2030年度に温室効果ガスの排出量を26%削減するという目標に向け、特に家庭・業務部門では4割の削減が必要となります。政府は削減目標達成のために、低炭素型の「製品」、「サービス」、「行動」など温暖化対策に資するあらゆる「賢い選択」を促す国民運動「COOL CHOICE」を推進しています。COOL CHOICEに取り組むことにより、CO2を削減するだけでなく、生活コストの低減や快適で健康的な暮らし等のメリットももたらします。


温暖化が進む地球をまもろう!~カーボン・オフセット

環境についての事前学習や、キャンペーンへの参加を考えている隊指導者の方向けにキャンペーン実行委員会にてチラシを作成しています。
私たちは生活するうえで、二酸化炭素(CO2)を出しています。その量は、日本で1家族が1年間生活すると約4,480キログラム。自分たちが使う電気を作るための発電所で排出されるCO2も含まれます。これをなかったことにする、別の取り組みを行うことで差し引きゼロにする、考え方が「カーボン・オフセット」という考え方です。上記の二酸化炭素の排出をオフセットするためには、どれくらいの木が必要になるのか、私たちはどういったことに取り組めばよいのか、といった情報が分かりやすく掲載しています。
あなたもできることからはじめよう!

オフセットチラシ(PDF)
(発行元:J-クレジット制度/カーボン・オフセットキャンペーン実行委員会)


Do your part! できることから始めよう!

本キャンペーンのメッセージ「Do your part!」には、できることから始めよう!という意味が込められています。
自然体験や環境学習を通じて、スカウトにはカーボン・オフセットの仕組みや地球温暖化を含めた気候変動に対して行動することの大切さを知ってもらい、スカウトが起点となって、周囲の人々また社会に対して啓蒙していくことにつながります。本キャンペーンで周知をしているカーボン・オフセットの仕組みや取り組んだスカウトが自然体験で撮影した写真を掲載しています。

カーボン・オフセットの仕組みを知ろう

地球温暖化の原因と言われる二酸化炭素(カーボン)を、できるだけ排出量が減るよう削減努力を行いつつ、どうしても排出される温室効果ガスについて、排出量に見合った温室効果ガスの削減活動に投資すること等により、排出される温室効果ガスを埋め合わせる(オフセット)という考え方です。詳しくは、キャンペーン事務局のサイトをご覧ください。

こどもの目から見た国立公園写真集

国立公園カーボン・オフセットキャンペーンで、国立公園を訪れた観光客へ環境意識啓発のためのチラシの配布をお手伝いしてくれたボーイスカウトの子どもたちが撮影した写真です。子どもの目から見た国立公園はどのように写っているのでしょう。ぜひご覧ください。

この件に関するお問い合わせ

ボーイスカウト日本連盟事務局 教育開発部
TEL: 03-6913-6262 Email: program@scout.or.jp

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