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松 平  賴 武

高松松平家第14代当主
学校法人本郷学園 理事長
ボーイスカウト日本連盟 理事

1938年、東京生まれ。早稲田大学第一理工学部卒業。東芝勤務を経て90 年に本郷学園理事長に就任。95 年から2002 年まで中学・高校校長。現在、香川県教育委員会会長、東京香川県人会会長、少林寺拳法全日本学生連盟会長など。
13歳から東京79隊(現在の豊島第4団)でスカウト活動に参加。アジア太平洋地域連盟委員、日本連盟国際コミッショナーなどを歴任。
香川連盟連盟長。日本連盟理事。1992 年たか章受章。2010年旭日小綬章を受章。高松松平家第14代当主

社会人になられて東芝に入社されましたが、スカウティングが仕事に役立ったことはありましたか?

  • →初めて海外出張でフィリピンへ行った時のことです。当時、フィリピンでは東芝の地熱発電所を造るプロジェクトが進んでいました。まだ若手社員で、たしか主任のころだったと思います。突然の出張命令でした。
  • 発電所建設現場に向かうとき、自動車で小さな町を通りかかると、小さな店にスカウトのネッカチーフや制服があるのが目に入りました。とっさに車を止めてその店の人に実は自分もスカウトであること、この先の工事現場でしばらく働くことなどを話して別れました。
  • すると、その日の昼に作業所の事務所に車が10 台ぐらい連なってやってきました。ボーイスカウトの関係者たちでした。それ以来、毎晩のようにスカウト関係者に食事などの招待を受けました。隊集会にも呼ばれて行きました。
  • 驚いたことにスカウト関係者の中には、医者や裁判官から警察署長、町長まで、地域の有力者がいました。そうした人脈が工事を進める過程でいろいろ役立ち、建設現場の所長に大いに感謝されたものです。その所長もスカウト経験者でした。スカウト運動の国際的な人のつながりの素晴らしさを痛感しました。

教育を通じてどういう人材を育てたいと考えていますか。

  • 「スマートであれ」「紳士であれ」と常にいっています。そして日本人として国に誇りを持って生きていってほしいと。これはボーイスカウトから得た考え方です。企業にいた時に感じたのは、基礎的な体力、主体性、適応力が必要だということ。その根本は、いつも誠実であるということだと思っています。
  • また、世界の中で感じたのは、きちんとした教育・躾を身に付けた人が世の中で成功するということです。

※スカウティング誌2012年1月号より抜粋

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