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ひとり親家庭等の支援
日本では、6家族に1つが相対的な貧困状態にありますが、特にひとり親家庭の母子家庭では2家族に1つが相対的貧困に直面しています。また、経済的に苦しい家庭では、学校以外に体験活動が少なく、子ども時代に体験活動が少ないと親になった時に我が子にまた体験活動に触れさせる機会が少ないなど「体験格差」も課題になっています。
ボーイスカウト日本連盟では、一人でも多くの子どもたちがボーイスカウト活動に触れることによって、希望に満ちた毎日を送れることを期待します。そのため、経済的な理由で活動に参加できない子どもたちに機会を提供できるよう、皆さまからのご寄付をもとに、ひとり親家庭等を対象に、ともに進もう助成プログラム(略称:トモスス助成)を用意し、2015年からこれまでにのべ1000名以上を支援してきました。そのため、経済的な理由で活動に参加できない子どもたちに機会を提供できるよう、ひとり親家庭等を対象に、活動への参加にかかる費用の一部を助成しています。
この助成を通じて、
子どもたちは
自然の中でのびのびと遊び、友だちや大人たちとの人間関係を学び、理解カ・計画カ・行動カ・バイタリティ・自己実現カ・自立心など、自分の未来をポジティブに開拓していくためのさまざまな力を得ます。
ひとり親などにとっての居場所に
「孤独・孤立・孤育て」の状況にさらされているひとり親にとっても、ボーイスカウトの仲間たちが「団家族」となってゆるやかな繋がりの中でちょっとした相談相手になるなど、心の支えになっていきます。