スカウトの日

スカウトの日とは?

毎年9月の敬老の日(第三月曜日)を「スカウトの日」として、全国のスカウトや指導者が地域社会への奉仕活動をはじめとする様々なスカウト活動を全国の各地域において一斉に展開し、加盟員一人ひとりが地域社会に貢献することを目的に実施しています。加えて、スカウト運動が地域社会に根ざした実践活動であることを広く社会にアピールする機会として取り組んでいます。

国内の取り組み

毎年9月の敬老の日(第三月曜日)を中心に、各団でさまざまな取り組みを実施しています。

主な活動内容

地域清掃や植林活動、社会福祉施設の訪問など敬老の日にちなんだ活動、人権・平和・国際理解をテーマとした活動、地域のニーズによる地域の方々と共に行う身近な奉仕活動、また、持続可能な開発目標(SDGs)を達成するための活動などが、積極的に行われることを奨励しています。

環境保全・環境美化の活動
地域清掃や近隣の街路樹植樹などの環境美化活動に長年取り組んでいます。近年では地元NPOと協力した河川の生態調査やマイクロプラスチック回収なども実施しています。
19年もの期間、テーマ「スカウトカントリー(缶トリー)大作戦」を掲げ、地域に密着した清掃活動を続けてきたことから、現在も67%の団がこの活動分野を選択しています。

<事例紹介> – 茨城県連盟 土浦第5団 –
茨城県霞ケ浦の水質汚染について、その原因の一つであるプランクトンを顕微鏡で観察し、加えて霞ケ浦の環境について、職員の説明を受け環境保全に関して学習しました。

社会奉仕活動
環境とはまた異なる分野の社会問題に対する支援や協力も取り組みの一つです。実施日が敬老の日であることからデイケアセンターなどの訪問なども昔から取り組んできました。
環境保全に次いで17%がこの活動分野を選択し、養護老人ホームとの交流イベントの実施、市民運動会や障がい者スポーツ大会の奉仕、防災イベントのプログラム提供などを行っています。

<事例紹介> – 新潟県連盟 加茂第1団 –
第39回「国民文化祭〜にいがた2019」で、スカウト自ら書いたウェルカムメッセージカードの入った案内チラシを配る奉仕活動を行いました。

一般児童を招待して展開する活動
スカウト活動を知っていただく機会として、広く一般児童やご家族に対して展開する活動にも取り組んでいます。地元イベントに出展協力したり、団独自でイベントを開催しています。
地区や団におけるスカウト体験活動を展開する内容が多く、防災キャンプ、丸太切り、ロープ結び、スタンプラリーなどその内容は多岐にわたっています。

<事例紹介> – 長野県連盟 松本第4団 –
地域のこども向けの当団独自イベント「わんぱくランド」を開催し、小学校低学年の児童、幼稚園/保育園の園児を対象に「スタンプラリー」を実施しました。

国際貢献に関する活動
人権・平和・国際理解を目的として、諸外国と関わりのあるNPOとの協働プログラムや世界の環境破壊・絶滅危惧の動植物への理解を深めるプログラムにも積極的に取り組んでいます。
長年協力しているユニセフ募金の取り組みを本活動として実施する他、友好団とのプログラム、難民支援衣料回収プロジェクトへの参画として衣類回収協力も行っています。

<事例紹介> – 沖縄県連盟 豊見城第1団 –
兄弟隊のBSAカブ1隊を招いて、日米協働で近隣清掃を行いました。最後に国際交流ソーメン流し&かき氷大会を実施して日本の食文化を紹介しました。

災害復興支援の活動
今年も全国各地で、また海外でも気候変動や自然の脅威による災害が発生しました。自分たちにできる取り組みとして、現地でのボランティア活動に限らず、義援金・支援募金も多く実施しています。
今年は特に水害などの自然災害への支援募金が多く実施され、ベンチャーやローバースカウト・隊や団指導者による地元や近隣県へのボランティア活動に取り組みました。

<事例紹介> – 宮崎連盟 都城第1団 –
武雄市社会福祉協議会が募集した災害ボランティア活動に参加し、被害者の要望に合わせて浸水被害のあった住宅の泥出しなどの清掃支援を実施しました。

各団、地区、県連盟の独自の活動
地域ごとの文化や歴史に応じた多彩なプログラムに加え、スカウト一人ひとりが今の地球上に起こっている問題について考え、行動することを期待して独自性に富んだ活動も推奨しています。
他の活動分野とも関連付けて10%の団が独自の活動を実施し、炊き出しやセーフ・フロム・ハームの読み聞かせ、活動資材を使った環境マークプログラムなどに取り組んでいます。

<事例紹介> – 愛知連盟 名古屋第86団 –
「レジ袋によって命を落とす動物達」をテーマに、環境問題について話をし、「輪ゴムに4本のひもを付け空き缶・ペットボトルを回収する」環境ゲームを実施しました。

スカウトの日これまでの歩み

昭和49年(1974年)、北海道千歳市内で開催した第1回シニアースカウトフォーラムで『より良い社会を目指して、スカウトは何をすべきか』 について討議された結果、スカウト奉仕の日を全国的に展開することが提案されたことから、スカウトの日は始まりました。
持続可能な社会を目指して、自分たちができることから取り組むことで、みんなで地球を大切にする取り組みを行っています。スカウトの日は、地域清掃や植林活動、社会福祉施設の訪問など敬老の日にちなんだ活動、人権・平和・国際理解をテーマとした活動、地域のニーズによる地域の方々と共に行う身近な奉仕活動、また、持続可能な開発目標(SDGs)を達成するための活動などが、積極的に行われることを奨励しています。

昭和49年(1974年) 第1回シニアースカウトフォーラムにおいて、スカウト奉仕の日の全国展開を採択、提案する。
昭和50年(1975年) 5月の子どもの日を中心とした1週間を「スカウト週間」として、全国的にスカウトたちが街に出て、奉仕活動を展開していくことを決定。
テーマ「より良き社会を目指して/美しい日本を作ろう」
平成元年(1989年) 15年間にわたり、実施してきた「スカウト週間」の実施状況を再点検し、実施時期やテーマの変更について協議する。
平成2年(1990年) 実施時期を9月の敬老の日とし、名称を「スカウト奉仕の日」に改め、国際環境年にちなんだ清掃活動を展開する。
テーマ「スカウトカントリー(缶トリー)大作戦」
平成3年(1991年) 各参加団からの報告内容を整理・分析したうえで検討を行い、名称を「スカウトの日」に改める。現在までに続くプログラムの基礎ができあがる。
平成10年(1998年)~平成19年(2007年) 5つの活動内容に、国連やサミットで提唱する課題や環境問題として取り上げられるキーワードを加えて、清掃活動に限らないプログラムを展開する。
平成20年(2008年) 19年間継続してきたテーマ「スカウトカントリー(缶トリー)大作戦」の実施状況を再点検し、地域性や多様なプログラムを含めたプログラム展開について協議する。
平成21年(2009年) 地域ごとの多彩な活動を実施し、スカウト一人ひとりが今の地球上に起こっている問題について考え、行動することを期待し、新たなテーマを設定する。
テーマ「地球大好き! I Love the Earth.」
~平成31年(2019年) 全国での自然災害や集中豪雨等による支援が多く実施されたことから、災害復興支援の活動を活動内容に加え、現在の6つとなる。

この件に関するお問い合わせ

ボーイスカウト日本連盟事務局 教育開発部
TEL: 03-6913-6262 Fax: 03-6913-6263
Email: program@scout.or.jp