海外で発生した災害とそれに対するスカウトの支援について、世界スカウト機構(WOSM）からの呼びかけについて以下掲載いたします。
緊急対応：モロッコでの地震へのモロッコ連盟での支援、リビアでの洪水に対する支援
モロッコの複数の地域で2023年9月8日に発生した致命的な地震の直後、モロッコ・スカウト連盟では、迅速かつ果断な行動を起こし、災害対応および救援活動を支援しています。
マラケシュの南にある孤立した山岳地帯で発生したマグニチュード6.8の地震により、2,100人以上が亡くなり、広範な破壊が発生し、多くの人々ががれきの下に取り残されました。
スカウトたちは、効果的な支援活動を調整・管理するために、国内レベルで専門の緊急チームを迅速に設立しました。彼らはボランティアに救援活動への貢献を呼びかけ、また、モロッコおよび国際機関に救助活動への協力を要請しました。
モロッコ・スカウト連盟（NSO）は、所属するスカウト組織を通じて指導者、ユース、およびスカウトを含む2,000人のボランティアを動員する計画です。その中には、メンタルヘルスのトレーニングを受けた50人、救援と応急手当のトレーニングを受けた50人、教育と指導支援のトレーニングを受けた200人、そしてセーフ・フロム・ハームのトレーニングを受けた50人が含まれています。
専念されたスカウトのボランティアたちは、すでに地元のコミュニティと被害地域で動員され、薬、衣類、食品、毛布などの重要な物資を集めるためのアピールを開始しました。多くのスカウトは、献血キャンペーンに参加し、負傷者を安全な場所に運び、激しい地震で家を失った家族に避難所を提供しました。
地震が襲った数日前、NSOはモロッコ赤新月社と協力して災害救助と対応のトレーニングセッションを行い、こうした厳しい状況で迅速かつ効果的に対応する能力を強化しました。
9月8日、モロッコでの地震の数日後、リビアのデルナで豪雨が大きな被害をもたらしました。
スカウトたちは今、政府の洪水対応において重要な役割を果たしており、シースカウトや他のスカウトグループは地元の避難所での支援や必要とする人々への心理的なサポートを提供しています。
リビアでは、デルナ沿岸のダム2つが決壊するという豪雨により、5000人以上の人々が悲劇的な結末を迎えました。その結果、都市のかなりの部分が壊滅し、完全な地区が海に押し流されました。
スカウト・ドネーション・プラットフォーム（寄付オンライン受付）を通じて、世界スカウト運動機構（WOSM）と世界スカウト財団（WSF）は、モロッコおよびリビアのスカウトによる救援活動を支援するための資金を募る国際的なアピールを行っています。
どんな小さな寄付でも、この壊滅的な地震の被災者にとって大きな違いを生む可能性があるため、この地震のアピールに寄付を検討してください。WOSMとWSFは、すでに緊急資金として1万ドルを提供しました。
混乱と破壊の中で、スカウトたちの連帯と思いやりを示し、必要な人々を支援するという強さと団結の物語が浮かび上がっています。
寄付専用ページ：https://donate.scout.org/o/scouts-for-morocco
情報元：https://www.scout.org/news/news/morocco-scouts-earthquake-appeal
