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<機関誌「SCOUTING」2022年5月号の記事を本サイトにも掲載しております。内容は機関誌発行当時のものです。>

創立100周年を機にテーマを一新!
スカウトの日 ~プラごみバスターズ大作戦~

「スカウトの日」は、スカウト運動が地域社会に根差した実践活動であることを広く社会に周知することを目的に、環境保全や環境美化をはじめ、さまざまな活動を全国各地で実施しています。ごみゼロ運動から始まり、「カントリー大作戦」「地球大好き ! I love the Earth.」へとテーマや内容を変えながら40年以上継続してきました。2022年は日本連盟創立100周年の年です。この記念の年を機に、世界的な環境課題の一つである海洋問題に取り組む新たな「スカウトの日」のテーマを設定し、全国一斉のプログラム展開を進めていきます。

<2022.05.31 追記>

プラごみバスターズ大作戦を展開するための特設サイトが完成しました!
みなさん、ぜひご覧いただき、7月11日からの活動開始期間に向けて準備を始めていきましょう!!

プラごみバスターズ大作戦
https://plagomi.scout.or.jp/

 

2022年度スカウトの日
~プラごみバスターズ大作戦~
実施日:
9月19日(月・祝)を基本として全国で実施
主 催:
公益財団法人ボーイスカウト日本連盟
後 援:
(予定)文部科学省、厚生労働省、環境省
協 賛:
一般財団法人セブン – イレブン記念財団

 
年間スケジュール
情報発表:
5月28日(土)【令和4年度全国大会】

同時期に本プログラム特設サイトの公開を予定しています。
活動期間:
7月11日(月)~ 11月7日(月)
9月19日(月・祝)を基本とし、上記期間に実施
成果報告:
12月7日(水)~ 9日(金)
[環境展示会・エコプロ出展予定]

 

主なプログラム内容

なぜプラスチックがごみになってしまうのかを学ぼう

近頃は、「海洋プラスチック問題」が取りざたされ、リサイクル回収やビニール袋等の有料化によるプラスチック製品の使用機会削減などプラスチック製品に対する関心が高まりつつありますが、ごみとして回収されない(あるいは正しくリサイクルされない)プラスチックはまだまだ多く、資源循環のサイクルから取り残された状態にあります。スカウト活動や普段の生活の中で気づきを得て学びにつなげられるよう、SDGsを交えた教育コンテンツを提供していきます。環境教育プログラム「Earth Tribe」と連携させることで、進歩進級につながるヒントを提供していく予定です。


地域の美化活動を通じてプラスチックごみを回収しよう

近年、「スカウトの日」は SDGsと関連づけて活動してきました。各団等から報告される取り組みの多くは環境美化活動で、身近な社会課題に目を向けて活動が行われています。これまで「地球大好き! I love the Earth.」として広く環境問題に取り組んできましたが、今年度から新たに「プラごみバスターズ大作戦」と題し、プラスチックごみにテーマを絞った活動を推奨していきます。7月から11月までを活動期間とし、スカウトたちがプラスチックごみの回収に取り組めるよう、活動資材を準備しています。また、回収したプラスチックごみを再利用し、スカウトの手元に残る形で届ける計画も進めています。


全国の放置ごみに関する情報をアプリで共有しよう

これまで40年以上実施している環境美化活動。地域や他団体とも協力しながら無理なく持続できるよう、ICTツールを活用、集めた放置ごみのデータ集約と取り組みの見える化を図ります。スカウト自身が取り組んだことを、団や県連盟単位でデータを確認できるよう、スマートフォンアプリを活用する準備を進めています。学びの循環と連動してスカウトたちの行動変容につながるような仕組みを整えます。


 


プログラムの詳細や学習コンテンツなどは、日本連盟 Webサイトで順次公開します。県連盟経由での情報発信のほか、日本連盟 Webサイトや本誌でも引き続きお知らせします。

ボーイスカウト日本連盟機関誌「SCOUTING」2022年5月号にも掲載している内容です

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