文字サイズ

<機関誌「SCOUTING」2023年9月号の記事を本サイトにも掲載しております。内容は機関誌発行当時のものです。>

ジャンボリーでは、自国の食事や文化を参加隊それぞれが準備して体験する文化交流の日があります。
各国派遣団の大きさはまちまちで、何百人、何千人と来ている国もあれば、スカウトと指導者で10数人という国もあります。ジャンボリー会場には、人数や文化の違い、国を超えた出会いがありました。
一度、会場を離れた各国派遣団がソウルのスタジアムに再集結、ジャンボリーの閉会式が行われました。次回開催国のポーランドへ世界スカウト旗が手渡された他、雨が降る中でのK-POPコンサートに会場は大いに盛り上がり、最後は夜空にあがる花火を目に焼き付けました。


ジャンボリーでは、IST(International Service Team)と呼ばれる運営スタッフが参加し、サブキャンプでの生活や会場内での交通安全、スカウトが参加するプログラム支援などに携わります。今大会では18歳以上の世界中のスカウト・成人指導者、約1万人が世界中から集まり、大会の運営を支えてくれました。日本からは145人が参加し、そのうちの約9割が18歳のベンチャースカウトとローバースカウト年代でした。
日本派遣団として、若い年代のISTが例年以上に多い大会でしたが、ジャンボリーに参加するスカウトのために支えてくれました。また、ジャンボリー期間中の会場移動という事態においても、互いに協力し合いながら、行動をともにする日本派遣団に対しても、多くの手を差し伸べてくれました。「あの時に感じたこと、経験したことを後輩のスカウトにもつないでいきたい」というISTの皆さんの気持ちは、国内外のスカウトに伝わっています。皆さん、本当にありがとうございました。

第26回世界スカウトジャンボリー

次回の開催国は、バルト海に面する東欧の国、ポーランド。北部の都市グダニスクにあるソビエシェボ島をキャンプエリアとして、「勇敢」というテーマをプログラムの中心に据えること、期間中のフレンドシップデイの祝典を通じてスカウティング120 周年を祝うことが計画されています。
今回、参加した方・参加できなかった方、4年後に参加できる年代となっているスカウト、これまで世界のスカウト行事に参加する機会が無かった方も、世界のスカウト仲間とともに過ごす貴重な時間を体感してください。

期間:2027年7月30日(金)から8月8日(日)/場所:ポーランド共和国 グダニスク ソビエシェボ島
https://www.jamboree2027.org/


 


Photo by: Ryan Ner / Jaron Zopff / Jean-Pierre POUTEAU / Kamil Jasinski / Telmo Domingues / Telmo Domingues / ALESSIA MURATORE / Emma Siekkinen / Jeroen Appel / Joel Herrlin / Enrique Leon / Aleaxander Rydberg / NUNO PERESTRELO / Jonathan Law Yan Lun / Kevin A Shaw / Victor Ortega / PARAM TANNA / WSB Inc. / 日本派遣団参加隊 / SAJ
日本派遣団協力(順不同):株式会社モンベル/ミズノ株式会社/株式会社 JTB

ボーイスカウト日本連盟機関誌「SCOUTING」2023年9月号にも掲載している内容です

<同じカテゴリー>の記事

第24回全国スカウトフォーラム アフターフォーラムアフターの開催について
第25回全国スカウトフォーラムの開催について