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興味関心を引き出し、よりスムーズな上進を行うことで、充実したスカウト活動が活発に展開できるようカブ部門およびボーイ部門のプログラムも下記の通り一部改正になります。

施行:平成27年4月1日

対象と上進時期の変更はこちら

カブ部門のステップ章の完修章化

各課程の修得課目を履修していない、また長時間履修にかかっている現状を鑑み、該当学年の修得課目の完修後に、うさぎ、しか、くまの進歩記章を制服に着用するようにしました。

カブスカウト隊に入隊する少年は、「りすの道」を履修し、「りすバッジ」を制服に着用します。そして、該当学年の修得課目を履修し、修得課目完修後に該当学年の進歩記章を制服に着用します。そのためカブ隊に3年間所属し、各課程の修得課目を履修したカブスカウトは、りす、うさぎ、しか、くまの4種類の進級記章を着用します。

ビーバースカウト、ボーイスカウト、ベンチャースカウトは、2つ以上の進級記章を同時に着用することができませんが、カブスカウトについては最大4つまで同時に着用できます。そのため、進級記章は現行サイズ(4cm×4cm)からサイズダウンして3cm×3cmとなります。

左ポケット中央部に、該当学年に修得した記章を下記の図の位置に全て着用します。

※クリア章は廃止されます。

くまの課程に「月の輪」を新設

カブ部門の最年長者(くまスカウト)からボーイ部門への入隊に伴う様々な不安感を払拭させ、カブ部門からボーイ部門の上進をよりスムーズに実施するため、その準備期間として、小学校5年生のカブスカウトは、ボーイ隊に上進する3か月前より、月の輪章と月の輪ネッカチーフリングを着用して、ボーイ隊の指導者の協力を得て、ボーイスカウトの初級課目を履修する「月の輪」を新設します。
なお、月の輪を履修するスカウトを「月の輪スカウト」と呼びます。

  • 現時点でくまの課程に取り組み4月からボーイ部門に上進するスカウトは、現行の上進章課目に取り組みます。ただし、新設する「月の輪」の施行前ですが、移行期の特例として、(※1)対応できる団は「月の輪」での取り組みも可としています。(平成26年5月スカウト教育推進会議での承認)
  • 「月の輪」の内容は、平成27年4月から施行される教育規程に示された「ボーイスカウトの初級の課目」を履修することです。(※1)下記に掲載の「月の輪」履修表や取り組みのヒント(簡易的なもの)を使って指導できる場合に限ります。
  • 平成27年4月以降は、現行の上進章課目は廃止され、月の輪となります。
  • 月の輪章および月の輪チーフリングは、1月上旬に、スカウトエンタープライズにて販売を開始します。
  • 平成27年2月末までに「月の輪ハンドブック」「月の輪リーダーハンドブック」を発刊予定です。新しいカブブック(うさぎ、しか、くま)および関連する記章類は、2月末までに、ボーイスカウトエンタープライズにて販売開始予定です。

1 平成26年4月1日公布(平成27年4月1日施行)の「月の輪」に関する内容を一部修正しました。(平成26年10月31日承認)
修正点1:「月の輪課目」とするとボーイ部門の初級章とは違う課目が設定されているような誤解を避けるため、「月の輪課目」という表記を「月の輪」に改め、初級章の内容に取り組むことを明確化しました。

修正点2:「月の輪」がくまの課程の修得課目の一部になっていたため、くまの進歩記章を着用できる期間がほんのわずかな期間となることから、それを是正するため、修得課目から外すこととしました。

修正点3:月の輪章は、現在の上進章と同様の記章としておりましたが、その象徴的なものとして記章を新たに制定することとしました。

2 カブ部門の修得課目を改訂しました。(平成26年10月31日承認)
①CS部門のプログラム改正に伴い、従来のステップ章(進級章)が完修章化されることにより、6か月を目処に完修できるよう、その年代に修得してもらいたい事項をスカウト教育の4本柱である人格・健康・技能・奉仕の4分野にわたるよう各課程とも改めて整理し直しました。

②従来は、「家庭」「集会」または「そのどちらか」の3つの履修認定方法であったが、今回は「集会」「家庭か集会のどちらか」の2つの履修認定方法に改めることにより、課目認定に多くの成人が関われるように変更する。そして、うさぎ、しかの修得課目および細目を削減するが、くまについては、BSへの上進を見据えて、細目を増加する。

③くまの課程に関する事項(平成27年4月1日施行規程の改正)
カブ部門の修得課目を4区分(4本柱)に組み立てているが、くまの課程に新たに加えた「(5)
ハイキングとキャンプ」が1区分となり、くまの課程だけが5区分となるため、既に改正承認を  
得て公布している下記規程については、「ハイキングとキャンプ」を、「(3)技能と野外活動」の
区分に入れることとしました。
④修得課目の項目をカタカナの50音から数字の通し番号とし、細目もカタカナの50音から数字に変更しました。

3 ボーイ部門の初級の細目を改正しました。(平成26年10月31日承認)
①進歩の継続性を重視し、初級の進歩の目標である「仲間」を達成できる事柄、そして、ハイキングやキャンプで自分のことは自分でできるようになる事柄を必修課目とし、その級の目標となる技能、知識、心構えを修得する内容に整理・改正する。

②進歩課目の項目はカタカナの50音から数字の通し番号とし、細目もカタカナの50音から数字に変更する。

教育規程改正内容(上進時期、CS部門BS部門の変更含む)

(PDF)

カブスカウト 修得課目の改正の考え方

(PDF)

教育規程改正によるCS部門修得課目内容別・細目数比較一覧

(PDF)

CS部門 修得課目履修のねらいとヒント

(PDF)

月の輪 取り組みのヒント

(PDF)

月の輪 履修表

(PDF)

ボーイスカウトハンドブック用「2015年4月初級課目改定別冊」

(PDF)

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