昨年に続き、コロナ禍により隊活動の制限を余儀なくされた一方で、活動できる喜びを知り、仲間と過ごすことの大切さに気づくことも多かったのではないでしょうか。今回も全国各地から多くの応募がありました。 入賞作品を、田沼審査委員長のコメントとともにご紹介します。

「少年少女の部」最優秀賞
『コンパクトデジタルカメラ Power Shot ZOOM』
「青年成人の部」最優秀賞
『ミラーレスカメラ EOS Kiss M2 EF-M15-45 IS STMレンズキット』

少年少女の部(中学校以下)
【応募総数180点】

青年成人の部(高校生以上)
【応募総数133点】

【新設】オンラインの部
【応募総数185点】 初の試みとして、インスタグラムでもフォトコンテストを行いました。 期間中に投稿いただいた中から、社会連携・広報委員会(当時)で10作品を選び、その10作品についてインスタグラムで人気投票を実施。いいね ! が多くついた上位5作品が入賞しました。
総評
少年少女の部は、どちらかと言うと、被写体を発見して、素敵と思っただけでシャッターを切る傾向がみられます。青年成人の部は、何を見せようかと考えながら撮影しているものが多かったです。おもしろいと思って被写体を選んだときに、何を見せるかということを考えて撮影すると、撮 っている人の気持ちが写真に表現できるようになります。 外で撮影するチャンスが減っていますが、できるだけフィ ールドに出て、楽しい活動の風景が捉えられるようになると、その時の記念にもなり、後々までの記録になっていきます。写真は、色々なことを語ってくれるので、たくさん撮ってください。
たぬまたけよし
東京写真工専卒業後、木村伊兵衛氏のもとで修業、その後フリーに。高度成長期以前の東京下町の暮らしなどを撮影する。活躍の舞台を世界にひろげ、各国の子どもたちの写真を撮り続けている。日本写真家協会名誉会長、日本写真著作権協会会長を務める。数々の賞を受賞し、紫綬褒章、文化勲章(写真家初)を受章した。少年時代、現在の台東第1団(東京第2隊)の前身である大谷健児団でボーイスカウト活動に参加。
ボーイスカウト日本連盟機関誌「SCOUTING」2022年5月号にも掲載している内容です