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<機関誌「SCOUTING」2023年11月号の記事を本サイトにも掲載しております。内容は機関誌発行当時のものです。>

事例紹介
今年度で事業実施4年目を迎えた「ボーイスカウトとあそぼう! ワクワク自然体験あそび」事業ですが、10月9日現在、全国で707会場の登録があり、各団のご協力により、実施会場数は昨年度を上回る勢いです。1人でも多くの子どもに自然体験あそびを提供できるように、引き続きご協力をお願いします。
事例紹介1
香川連盟 坂出第4団

体験活動名
割り箸鉄砲を作って遊ぼう
実施月日
令和5年5月21日(日)
実施会場
坂出第4団スカウト広場
Point1
いつもの隊集会で地域の子どもと遊ぶ

予定されていた隊集会をワクワク自然体験あそびとして実施していました。この手法であれば、チラシを配付するほかは、基本的には隊集会の準備だけで展開ができ隊指導者へ過度の負荷もかかりません。特別なイベントをわざわざ行うのではなく、いつもの隊集会をワクワク自然体験あそびとすれば、それほどの負担なく、回数を重ねることができるのではと考えています。地域の子どもに数多くの自然体験あそびを提供するためには「いつもの隊集会で地域の子どもと遊ぶ」という意識が大切で、これが地域におけるスカウティングの認知度を上げることになります。

Point2
「自分できた!」という達成感を大切にする

割り箸鉄砲の作成にあたっては、小グループごとに指導者が1人付いたほか、その手順は、実際の材料と同じものを使用し、とても丁寧に説明していました。それでも、やや苦戦気味の子どももいましたが、最終的には全ての子どもがなんとか自分で割り箸鉄砲を作り上げました。保護者に「これ自分で作ったんだよ」と言う子どもの笑顔が印象的で、その子どもは「また、来たい」と言いながら割り箸鉄砲を使ったゲームに参加していました。


 


 

事例紹介2
北海道連盟 北見第2団

体験活動名
ひみつの森へ大ぼうけんにでかけよう!
実施月日
令和5年7月29日(土)
実施会場
北見さくら幼稚園
Point1
ローバースカウト年代の指導者が活躍、県連盟挙げての支援

プログラム進行など保護者や子どもから見える部分は若手の隊指導者が担い、その他のスタッフは、サポートに徹していました。これは、保護者が「ボーイスカウトに入ると我が子がこう成長するのか」との姿を想像しやすいという点において効果的です。また、保護者への説明は県連盟組織拡充委員会が行っていました。その方法は、保護者を全員集めて説明するというものではなく、活動の様子を見ている保護者に声をかけて簡単に説明をするというスタイルでした。形式的に行うよりも、保護者はしっかりと耳を傾けていたようです。

Point2
今後の隊集会の予定をしっかりとその場で周知

ワクワク自然体験あそびの参加者にその場で翌月と翌々月の隊集会の予定を配付し、「また遊びに来てね」と誘っていました。このように、一度参加した子どもに継続的に、体験活動の場を提供することは大切です。また、保護者用のアンケートの最後に「今後も同様のご案内を差し上げてもよろしいですか?」という質問を設けて、「はい」と答えた方に隊集会の案内をするのも効果的です。


ボーイスカウト日本連盟機関誌「SCOUTING」2023年11月号にも掲載している内容です

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