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<機関誌「SCOUTING」2023年11月号の記事を本サイトにも掲載しております。内容は機関誌発行当時のものです。>

ともに進もう
ひとり親家庭等応援助成プログラム


日本連盟では、経済的な事由により、スカウト活動への参加が困難なひとり親家庭を支援する「ともに進もう助成プログラム」を実施しています。
皆さまからの厚いご支援のお陰で本年は230人以上の子どもたち(ご家庭)に助成をお届けすることができています。
また、この助成の原資としては、皆さまに集めていただいた「書き損じハガキ」や「使用済切手」「中古本・ゲーム」などを換金して得た資金が大きな力になっています。ぜひ皆さまのご家庭にある不要品を子どもたちのためにお送りください。
詳しくはこちらをご覧ください。
https://www.scout.or.jp/member/tomonisusumou/

 


 

クラウドファンディングのオンライン報告会を開催


昨年度、日本連盟として初めて挑戦したクラウドファンディングでは、300人以上の方からご支援をいただきました。9月25日(月)にこの報告会をオンラインで開催し、クラウドファンディング挑戦の歩みや実際に助成を受けたご家庭からの声などをお届けいたしました。

 


 

チャリティーアイテムの販売


チャリティー専門ファッションブランドのJAMMINとコラボして9月18日から24日までの一週間限定でチャリティーアイテムを販売しました。Tシャツやバッグなど商品売上の一部がチャリティーとして当連盟に入る仕組みであり、こうして集まった支援も「ともに進もう助成プログラム」として活用していきます。

信仰奨励
信仰とプログラムについて
信仰奨励小委員会 町田 正照

「信仰」は本来、私たちの生活に密接に関わっているもの。皆さんは普段からどのように認識しているでしょうか。進級細目をみてみると、ビーバー年代では、生活に直結する挨拶や感謝を述べること、ルールを守るといったことが、カブ年代になると「信仰」の言葉が使われ始め、年長部門になると、「奉仕」と「信仰奨励」が示されます。自分でできることから身の回りや地域に対して対象が変化していることが分かります。
年長部門になると、活動の一環でお祭りや行事への奉仕先として、神社、寺院、教会にいくことも多いでしょう。その際、これらの建立にいたった背景や、お祭りや行事の歴史や謂れといったことを奉仕先の地域の方や教導職から、その場でお話を聞く機会を作ってあげてください。自ずと、その日の奉仕が信仰の機会となり、自分ごととして捉えられ、信仰心の高揚につながると思います。

続いて、普段の活動におけるスカウト自身による礼拝「スカウツオウン・サービス」の機会の活用です。信仰奨励章の中には、スカウツオウン・サービスで「自分ができる役割」、また「主要な役割」を果たすという項目があります。この礼拝の進行や運営、その中の発表(お話し)を前もって担当し、活動以外の日にも考える時間にしてみましょう。
運営や発表をスカウトがやる場合は、前もって担当を決める「早割り(早い段階で役割を割り当てること)」で行うことが大切です。役割を割り当てられたスカウトは、何から始まり、どんな話しをするかを考え悩むことにより、自分の思いをふり返ります。その思いは自分の心に向くことで、自然と信仰への足がかりとなるのです。
また、早割りされることで、次に自分の担当の時に何を話すかと考え始め、担当を楽しみにするスカウトもいます。他にもいろいろな方法があると思いますが、信仰を活動や生活の一部として捉えることで、信仰心を持ったスカウトを育てて頂きたいと思います。

ボーイスカウト日本連盟機関誌「SCOUTING」2023年11月号にも掲載している内容です

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