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細目・取組内容

  1. 野営計画時において次の項目について点検し、点検報告書を作成する。
    ア) キャンプ地の選定(水質検査を含む)
    イ) 食料および燃料の手配
    ウ) 便所とごみ捨ての衛生処理
    エ) 班サイトの立地条件(炊事場・かまど配置条件を含む)
    オ) 現地における緊急対策
  2. 朝と夜の点検の重要性と心構えについて説明し、朝と夜の点検の各点検項目表を作成し、それを用いて実際のキャンプにおいて点検を行い、報告する。
  3. キャンプ中に起きるかもしれぬ突発事故(例えば急病、火災、盗難、虫害、風水害など)がおきた場合の処置について説明できること。
  4. 次のキャンプ用具の格納、保管に当たり、行うべき処置を知ること。
    ア) テント・フライシート
    イ) グランドシート
    ウ) ペグ
    エ) 工具
    オ) 炊具
    カ) ロープ類
  5. 水辺または水泳プログラムを有するキャンプの安全管理につき、特に注意する点を説明できること。
  6. キャンプにおいて朝礼、スカウツオウン・サービス、キャンプファイアを計画、実施し、それぞれの意義について説明する。
  7. 隊、地区または県連盟など1個隊以上の規模で行われるキャンプ、または常設キャンプ場の管理に通算3昼夜以上奉仕した経験があり、その奉仕記録または報告書を提出する。

考査のポイント

技能章考査のポイント(PDF)

細目1のポイント 【報告書の提出】

  • 安心・安全なキャンプを確保するという観点が必要。
    ア) 表にまとめさせるとよい。
    イ) 現地調達の可否、輸送、必要数(非常時対策含む)
    ウ) 現地の状況、対応など
    エ) サイト設計図は、動線、方位・日照、風向き、地形(仮定)等の要素が説明されていること。
    オ) 現地の状況、対応など
  • 細目2のポイント 【口述または記述と報告書の提出】

  • 夜の点検と朝の点検の目的及び方法の違いを明確に。
  • 細目3のポイント 【口述または記述】

  • 隊や班(グループ)内の役割分担とその任務や具体的な動き。
  • 自衛手段、一時避難(時機・タイミング、場所、方法、持ち物等)の策定。
  • 団・隊本部との連絡、警察・消防等への連絡とその手段。
  • 細目4のポイント 【口述または記述】

  • 長く初期状態を維持し、大切に使うという観点で課題の意図を汲む。
  • 実演には、家形テントを用い、ポイントを説明する。
  • 保管については、保管場所の環境整備にも触れさせる。
  • 細目5のポイント 【実演】

  • 沢、川、湖沼、海、磯等での危険要素を確認させ、その予防策を説明させる。
  • 水泳プログラムについては、キャンプの実施時期、日課、安全確保の方法、についても説明させる。
  • 細目6のポイント 【実演・口述または記述】

  • 朝礼、スカウツオウン・サービス、キャンプファイアそれぞれの意義及び意図を理解し、それ具現化した企画書、実施計画書を作成、実施した報告を提出する。
  • 細目7のポイント 【記録または報告書の提出】

  • 奉仕の意味を理解していることが前提となる細目である。
  • 報告書には隊長の証印が必要。
  • 報告書の内容について説明させるのもよい。
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