JOTA-JOTI(ジャンボリーオンザエア・インターネット)は、インターネットと電波で行われる世界最大のデジタルスカウトイベントです。毎年10月に開催されるこのイベントは、世界中の何百万人もの若者が出会い、友情をはぐくみ、地球という一つの大きな国に住む構成員であることを意識づけるようなオンラインでの活動を提供しています。今年のJOTA-JOTI 2020は、10月16日から18日まで開催されました。国際委員会としても、日本にいながら国際交流できるこの機会はとても貴重だと考え、プログラムの実施例を紹介しています。
JOTA-JOTIをベースにした活動紹介は第9回から4回連続、今回は3回目の掲載となります。今回は日本連盟国際委員の1人の地元である大阪連盟きたおおさか地区での取り組みをご紹介します。
地区で取り組むJOTA-JOTI
大阪連盟では毎年JOTA-JOTIに取り組んでいます。しかしながら今年はコロナ感染症の影響もあり、連盟イベントとしての開催はできなかったのですが、その代わりに各団あるいは隊で工夫して、個別に参加するという方針になりました。
きたおおさか地区では、JOTIとしての参加は初めてのチャレンジでした。地区内の参加希望の団に対して、JOTIイベントへの参加登録や事前準備のマニュアルを作成し、参加者への支援を行なっていきました。例えば、以下のような宣伝画像を作成して、事前にJOTI.tvの公式ウェブサイト内に用意された参加者のアドレスに送れば、当日はすぐさま通信相手を見つけ、JOTIでのビデオチャットを楽しむことができました。
スカウトたちは、各隊の集会を通して、事前に世界の国々のことを学んだり、英語での自己紹介や簡単な質問を練習してから、交流に挑みました。
当日は、インターネット環境の問題で相手の声が聞こえづらかったり、自分が緊張しすぎて声が出てなかったり、さまざまなハプニングがありましたが、ローバースカウトによる通訳のおかげでスカウトたちが世界の国々のスカウトと交流し、貴重な経験ができました。多くの保護者もJOTIのイベントに参加・支援をしていたため、団のメンバーにおける国際理解力が向上し、今後も活発な団活動につながることを期待しています。
団・隊だけで参加が難しい場合は、地区に相談してみるとその道のスペシャリストがいるかもしれません。
もっともっと世界と繋がろう!