賠償責任保険の過去の統計によると、自転車による加害事故については、歩行者と接触してケガをさせたケース、運転中の自転車に接触して運転者にケガをさせたり自転車を破損させたりしたケース、自動車に接触して自動車を破損させたケースなどが見られます。
自転車は、自動車やバイクほどの大きさはなく、大人だけでなく子どもであっても、また免許がなくても乗ることができるため、加害事故を起こしてしまうということについて、つい油断しがちです。しかし、自転車であっても加害事故を起こしてしまった場合には、上記の通り取り返しのつかない結果を生じさせ、重大な責任を負う可能性があります。また、自分自身にケガがなかったとしても、他の方をケガさせたり、物を破損させてしまったりしたとすれば、楽しいスカウト活動が台無しです。自転車は、スカウトも指導者も運転する機会の多い乗り物です。常日頃から安全運転を心がけてください。また、本稿に関連して、この機会にぜひ「安全ハンドブック」を参照して、自転車運転に対する理解を深めてください。
賠償責任については下記をご覧ください。
https://www.scout.or.jp/wp-content/uploads/2018/12/2023_tebiki.pdf
ボーイスカウト日本連盟機関誌「SCOUTING」2023年1月号にも掲載している内容です