新型コロナウイルス感染への対応について(第3報:2020.3.3)
標題の件について、2月25日に発信文書に続き、第3報を発信いたします。
新型コロナウイルス感染拡大防止に向けて、2月28日に安倍内閣総理大臣と萩生田文部科学大臣は、全国全ての小・中学校等に対し、3月2日から春休みに入るまでの間、臨時休校を行うよう要請しました。これは、学校のように、日常的に、長時間、集団で生活する場所では、感染リスクが高まると考えられること、また、子どもの感染事例も発生していることから、子どもたちの健康、安全を何よりも第一に考え要請されたものです。
当連盟では、この要請の趣旨に則り、これまでお願いしてまいりました活動の自粛(中止または延期)の期間を延長することとしました。
なお、臨時休校の要請は春休みに入るまでですが、春休み期間中においても長時間での活動や集団での生活を行う活動については、感染リスクが高まる状況がありますので、自粛をお願いいたします。
つきましては以下のとおり、ご対応いただくようご理解とご協力をお願いいたしますが、今後の状況により、自粛期間の縮小、あるいは延長があることもご理解のほどお願い申し上げます。
引き続き、政府情報のみならず、各地域におかれましても自治体等の情報による地域状況も鑑みてご対応いただくようお願いいたします。
2020年3月3日
公益財団法人ボーイスカウト日本連盟
理 事 長 奥島 孝康
日本連盟コミッショナー 福嶋 正己
1. 活動の自粛(中止または延期)<2020年3月3日現在>
2020年2月25日(火)~3月22日(日)までの活動の自粛(中止または延期)
2. 自粛期間以降の今後の活動の確認と対応
自粛期間以降の活動について、県連盟だけでなく、団において予定している集会、行事などの確認と対応の徹底をお願いします。
- キャンプなどの宿泊を伴う活動については、コロナウイルス感染の収束が見えないうちは、野外活動であっても参加者相互が長時間にわたり接触するような活動は自粛し、日帰りの活動に見直すことや延期するなどの対応を行ってください
- 感染が拡大する可能性のある地域については、日帰りでの活動も含め、すべての活動を見送るよう各自治体などの対応を参考に判断してください。
- 団より、スカウトの保護者へコロナウイルス感染拡大に対するスカウト活動上での対応、注意事項などを必ず伝えてください。また、今後の活動についてはその都度の状況で延期や中止もあり得ることも併せて伝えてください。
- 新型コロナウイルス感染への個々の対応(咳エチケットの徹底など個々での対応)。
- 集会、活動の確認と対応の状況について。準備をしているものでも直前に中止することがある。
- 風邪等の症状があるときは参加しない。
- 参加者、保護者等で参加に不安が少しでもある場合は、休めるよう配慮する。
3. 運営上に必要な会議の開催について
自粛期間中は、基本的に集会や会議等の開催は中止、延期をお願いしますが、団の運営上などで止む無き会議については、感染などへの対応を行い、短時間での開催をするなどご協力をお願いいたします。ただし、自治体や勤務先などでそれぞれに指針や要請がある場合は、そちらを優先されますようお願いいたします。
4. スカウトの進級などについて
予定の集会などが中止や延期になり、スカウトにとって進級が計画どおり進められないことがあると思います。スカウト個々の進級については、それぞれの団で認証のご判断を行っていただき、年度内で履修できず、活動再開が年度明けの履修となっても認証するなどご対応ください。菊スカウト章、隼スカウト章、富士スカウト章については県連盟にご判断をお願いしますが、基本的には上記と同様の対応をお願いいたします。なお、富士スカウト章の対応については、別途ご連絡をいたします。
5. この時期にご配慮いただきたいこと
スカウトにとって、この時期は学年や学校が終了あるいは卒業となり、新しい生活に向けて準備をする中、感謝、惜別、期待というさまざまな感情が沸き起こる頃だと思います。子どもたちがこのような感情をしっかりと味わえないことに、私たち大人も悔しい思いを募らせています。辛い時期ですが、スカウトは、どんな困難にも口笛を吹いて立ち向かう、「スカウトは快活である」ことを忘れず、各指導者におかれては、スカウトたちを励ますようお願いします。また、活動の自粛ですべて何もしないということではなく、この機会に個々の技能の練習をしてみるなど、スカウトたちに活動のヒントや誘いをいただくよう重ねてお願いいたします。
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※2/21に発信の第1報へ
※2/25に発信の第2報へ
この件に関するお問い合わせ
ボーイスカウト日本連盟事務局 教育開発部
TEL: 03-6913-6262
Email: komi@scout.or.jp