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細目・取組内容

  1. 入団以来通算10泊以上のキャンプ(3泊以上のキャンプに2回参加したことを含むこと、また自分が計画した班キャンプを含むことができる)に参加していること。
  2. キャンプ地を選ぶときの基本的な条件と自然環境を保護するための注意点を説明し、班キャンプにおけるサイト設計図を作成し、そのキャンプ地に合った班サイトを構築する。
  3. 家型テントとドーム型テントを含む、代表的なテントを3種以上張り、特徴、用途を説明できること。
  4. フライ付き家型テントを正しく張り、昼と夜、晴天と雨天、強風時に応じた綱の張り方ならびに支柱、ソドクロス、換気窓、扉の扱い、乾燥作業ができること。また、ドーム型テントの強風時および雨天時の対策、乾燥作業ができる。
  5. 木、竹などの材料を用い、正しいロープ結びを用いてキャンプ生活に必要な用具や設備、立ちかまどを含む3種以上を製作すること。
  6. キャンプの衛生について、次の各項にわけて説明ができること。
    ア) 湿気の防止と乾燥作業の必要性とその方法
    イ) 寝るテント内に食品を貯えることの有害な理由
    ウ) キャンプサイトにハエを発生させないための対策
  7. 夜のキャンプサイトにおける正しい明かりの取り方を理解していること。また、ホワイトガソリン、灯油、ガス、乾電池を使用するキャンピング灯火を3種類以上使用した経験があり、取り扱い上の注意事項・特徴・手入れの方法が説明できること。炊事用コンロの正しい取扱いが説明できること。
  8. 2泊以上のキャンプに必要な個人携行品を身につけて点検を受けること。

考査のポイント

技能章考査のポイント(PDF)

細目1のポイント 【報告書の提出】

  • 報告書には期間、泊数、場所、隊班別、参加人数、活動内容の記載があること。その内容について説明させるのもよい。
  • 3泊以上のキャンプには、隊単位で参加したキャンポリー、ジャンボリーは含めることができる。
  • 細目2のポイント 【口述または記述】

  • 表にまとめさせたり、写真等を添付させるとよい。
  • サイト設計図は、テント、タープや必要な工作物等が配置されていること。(動線、風向き、方角等については、→野営管理章)
  • 細目3のポイント 【実演と口述】

  • 3種のテントには、家型テントとドーム型テント(大型・小型)の他、シェルター、ツェルト等も可。
  • 基本的な構造を理解し、長期、雨天時、強風時、乾燥、持ち運びなどについて説明できること。
  • 細目4のポイント 【実演】

  • テントの張り方、たたみ方の順序については、基本的な手順による。
  • それぞれのテントの各部の名称を正しく覚えていること。
  • 乾燥作業については、テントに無理な負担をかけない、汚さないことも考慮する。
  • 細目5のポイント 【実演または報告書の提出】

  • 結索法の応用に主眼を置く。実用的で長期のキャンプの使用に耐えるものであること
  • 報告書の場合は、作品の写真や図を添付してあること。
  • 細目6のポイント 【口述または記述】

  • 衛生を確保するという観点が必要。
  • 原因→観察・分析→予想・推理→対策(→実行→結果)→考察の手順を踏むとよい。
  • 細目7のポイント 【実演・口述または記述】

  • 明かりの取り方には、安全面から明暗差や設置方法、虫対策等を含む。
  • キャンピング灯火の取り扱いについては、実演による。また、予想される事故と安全対策の説明が必要。
  • 炊事用コンロについても、キャンピング灯火同様に、ホワイトガソリン・ガスを使用するコンロについての取り扱いの実演を有することが望ましい。
  • 細目8のポイント 【実演または記述】

  • 個人携行品のリストを提出させる。
  • パックへの収納(パッキング)、及び正しい背負い方(フィッティング)を実演する。
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