文字サイズ

4月に開始しました Web会議環境の無償提供プログラム(5月31日で締め切りました)の使用状況と実際の利用者の声や実際にWeb上で展開したプログラム事例をお届けします。

多くのオンラインミーティングが開催されました。

発行アカウント数:578 延べ会議時間:2,657時間 延べ参加人数: 10,023人 開催回数: 2,208回

​※プログラム開始から1か月間でWeb会議環境の無償提供プログラムで発行したアカウントが主催しかつ2人以上が参加したミーティングの集計結果

概要

本プログラムによってアカウントを発行した方へ実施したアンケート回答の分析です(N=303 2020年5月26日時点)。

  • 発行アカウントのうち、「使用した」と回答したのは72.9%でした。
    「使用していない」を選択した場合でも「他のサービスの方が良いから」と回答した団と合わせると、なんらかのWeb会議ツールを使用してオンラインミーティングを行った方は全体の81.5%であることがわかりました。
  • 「使用した」と回答した方のうち申請時の使用目的と実際使用した場面はは以下の通りでした。
申請時使用目的 実際の使用場面 
会議目的: 99.20% 90.52%
集会目的: 76.80% 49.14%
その他: 37.60% 18.53% 面接・考査、保護者説明会、他
  • ​オンラインミーティングでも対面の会議と「変わらないレベルで実行出来た」「オンラインならではの要素を取り入れレベルアップ開催が出来た」と回答した方は全体の60.9%でした。
    実際にこれらの回答をされた方のオンラインミーティング開催時に工夫した点をご紹介します。また、プログラム事例はプログラム事例に掲載しております。

    • スカウトに音声や動画のオン・オフを練習する時間を設けると、活動がスムーズになる。
    • 普段の活動場所(キャンプ場等)の写真を背景に使用し雰囲気を醸成する
    • 地区面接の国旗掲揚時に、はためく国旗動画を出したら評判が良かった。
  • 「オンラインミーティングをして良かった点」に「コロナウイルス感染症」に関係ないメリットを挙げられた方もいらっしゃいました。
    • ​Web会議(活動)が初体験のスカウトが多く、経験として今後に活かせる。
    • 対面時より、会話の脱線、雑談が減った。
    • 時間調整が容易。会場手配がいらない。
    • 遠距離移動しての参加が無くなり経費節減。
    • お互いの顔を見て意見交換が出来た。
    • 指導者会議で事前の明確な議題設定と、議事録作成が習慣化した。
  • 「オンラインミーティングをして課題となった点」は主に以下の分野に大別されました。
    • Web会議環境に必要な機器の不備や、機器の操作に慣れていない年配の団委員が会議に参加できなかった。
    • Net環境を与えさせたくない保護者の考えもある。
    • BVSやCSなど低学年スカウトに使用させることは難しいと思われる。
    • 通信回線がまちまち。環境がない場合も。
    • ファシリテーターとなる団委員長の進行がより重要と感じた。大変。
    • ソングは難しい(ディレイがあり合唱にならない)
  • ​プログラム展開事例を一部ご紹介します。
    • ソングリレー、マジック、クイズ
    • ボーイ隊で動物のスケッチ発表会
    • ビーバー隊で「あたまに○がつくもの」のようにお題を出して家の中から持ってくるゲーム
    • 地図を利用した仮想ハイキング。スカウト全員に座標線を引いた地図を渡し、チェックポイント、課題をクリアしながら目的地を目指す。地図は普段行かない県外のものを利用。​

中間アンケートの詳細データ

中間アンケートの詳細データを公開中です。以下のリンクよりご覧ください。
Web会議環境の無償提供プログラム中間アンケート結果

このレポートは回答内容を自動集計し作成しているもので、随時回答がある度に更新されます。

使い方ガイド

アカウント発行時にお知らせした使い方ガイドも随時更新しておりますのでご確認ください。

この件に関するお問い合わせ

ボーイスカウト日本連盟事務局 DX推進室
E-mail: dx@scout.or.jp

<同じカテゴリー>の記事